【自由の国】海外研修行ったら自分が何者か思い出した話
学校のプログラムでシアトルに二週間行った。
他にもいろいろコースがあったが、「アメリカに行ってみたい」「ホストファミリーで過ごしたい」「ボーイングかっこいい」という理由からシアトルを選んだ。
なんて軽薄
名目上は「企業にプレゼンをして、英語力、コミュ力を向上させる」的なやつだったと思うが、最も印象深かったのは間違いなくホストファミリー。
まず、first contact が強烈だった。。
何十万と(お金)かけて語学の向上を図りに来たのが、なんと最初にかけられた言葉が
We can’t help you to imoprove your English.
私たちは、あなたの英語を上達させられない。
OH MY GODDD‼︎‼︎
とは言ってない。さすがに我慢した。
でもとにかくがっかりした。どういうことなんだ?
ホストさんの家に着いて気づいたのは、彼らが喋っているのは英語ではないということ。
授業で習った“Mom! I’m home!” とかではなくて “&¥@$€@¥&??”と扉を開けるなり叫ぶわけだ。
あれ、俺今どこの国にいるんだ?
🍔🌭アメリカだァ!🗽🍗
まあ結論からいうと、彼らはヒスパニックで、メキシコから移住して来た方々だった。
つまり、彼らの日常はスペイン語
めずらしい話では決してないはずだ。でもなぜか自分は、多民族国家という事実を目の前にして面食らった。
ところが
思えば彼らと過ごした2週間はとても充実していた。スペイン語を教えてもらい、メキシコ料理をご馳走してもらい、Baby Shower というメキシコ風のホームパーティにも招待された。
すごく貴重なものだった
中でも一番感心したのは、彼らは故郷をこよなく愛し、同時にアメリカを愛し、大切にしているという点だ。
移民同士で食事したり、アメリカ人の友達とハグしたりとホストファミリーの日常は、政治問題や民族紛争を全く感じさせない純粋なもの
日本から来た英語も拙い私を、これ以上ない歓迎で接してくれた。
「ホストファミリーとなる初めてで緊張した!」と最後の日に言っていたのは面白かった。
素晴らしいサービスをありがとう
トランプ大統領のメキシコとの国境に壁を建設したり、移民は今すぐ出てけ!といった姿勢に、こうした人々の存在を忘れていないだろうか。
国際政治には詳しくない上、批判するわけではないが、庶民の感覚を忘れないでいてほしいものである。
さすがにホストマザーに政治問題を聞く気にはなかったが、二カ国を大切にしていて、素晴らしいね、と伝えたら“Of course!”と返ってきた。
シアトルで子供を育てて、本格的に移住するのを決めたのも、シアトルで会った人がとにかく良かったから、だそうだ。
人の出会いっていうのは、馬鹿にならないなあ
長々と申しわけないが、これを通して言いたいことは、
LOVE YOURSELF, LOVE YOUR COUNTRY(s)
なんとなくBTSのアルバム名と被ったが、自尊心はを持つことは本当に大事だ
ということが身に染みてわかった
一緒にシアトルに行った友達にも(アメリカから見て)海外出身で、のちにアメリカに定住したという家族がホストファミリーだったという人もいた。
彼らはとくに、何とも思っていない様である(それが普通だが)
その点、自分は他より異文化とか移民とかいう言葉に人一倍センシティブであるという自負がある。
自分がまさに「移民」で、日本のパスポートは持っていない。
アメリカに行く時も、自分だけ学校を休んで、大使館を訪れ、面接をし、ビザの申請が承諾されてようやく海門をくぐれた
こうしたことに気づいたのは、その境遇が背景にあったのかもしれない
自分の体験をみて「あ、結果的にいい思い出だった、とかいう人じゃん。俺の留学先なんて本当にひどかったから」という方もいると思う。
ただ知ってほしいのは、この伝えたいことを知って損はないということ。自分は若いが、年軽なりに知って得たことは発信していきたい
自慢とか誇示とかでは全くない。あなたがもしそれでも「庶民」の提言を認めず、蔑むならば
そうあなたの脳内はまるで
最後まで読んでくれてありがとう!